Detailed Explanation作品詳細

『 無題 』
制作 野沢 二郎 (1996年)
材質 油彩 (1480×1480mm)
作者コメント 作品のコンセプトについては、「水をめぐる自然の様相」をモチーフにしている。
たとえば雲を考える。その正体は水分の凝結であるが、私たちはその形状によってうろこ雲、入道雲などの名称を与え、様々な感情移入をしている。
この作品は、あらかじめ形態が決定していたわけではなく、あたかも、地表からわき上がる水蒸気のように、絵の具を垂直方向に「滑らせる」過程で、ある種偶然に出現したものである。もちろん、地として見える黄色と、図として見える黒に近い色彩とのせめぎあいといった造形的な操作を含む偶然という意味であり、作品とその過程を眺める私との微妙な距離の中に成立したものであるといえる。
雲をみて、「まるで・・・・・のようだ」と思うように、見る人から多くの・・・・・をいただければ幸いです。
展示場所 1階 ロビー

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プレジデントホテル水戸

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